視覚遮断装置
人に起きた異常を検知してスマートフォンに通知するセンサー端末
視覚遮断装置
WO2014/041977
特許の概要
空中に可視像を形成する手法は、レーザプラズマを用いた、リアルな三次元映像を空気以外何も存在しない空間に表示する方法やホログラフィの技術を利用したもの、また、複数のレーザービームを異なる位置から互いに交差するように照射し、所望空間に可視像を形成する提案などが知られています。
ところで、日常生活で特定の対象を他人に視認されたくない場面があります。そのような場面においては、空間投影技術を利用した遮蔽物が便利です。
本特許では、物理的な遮蔽物の代替手段、可視像の形成態様を使用状況に応じて変更し、またユーザの意思を反映できるなど視線遮蔽装置を提供することを目的にした発明です。
*当社では、本特許の実用化をご検討いただける企業様を募集しております。
特許のポイント
- 物理的な部材を用いたパーティションと比較し、設置/除去の切り替えが簡易的に行うことができる。
- 風通しがよく、空調効果を高くできる。
- 音の通りをよくすることができる。
- 異なる複数のユーザの意思を調停する形で行うことができる。
- ユーザの負担する操作を少なくできる。
- パーティションの透過度を変更できる。
- 像形成装置は天井に設置されているため余分な場所をとらず、さらに、ユーザなどによって遮断されにくい。
- 利用する環境は、図書室、飲食店、試験会場、乗り物、簡易的更衣室、住宅のカーテンやブライド、ベランダや屋上、ATM等で使用ができる。
- 物理的な部材を用いることなく、車両の外観に対する視界を遮ることができ、車両の内部を覗かれないようにできる。
- ボディに付いた傷や汚れなどを隠すことができ、異なる外観を形成することもできる。
- 外観を覆う切り替えが簡易的にでき、走行に影響を生じにくくできる。
- 車両の走行環境、運転状況などに応じて形成及び形成解除を自動的にできる。
- 複数種類の態様を利用できる。さらに、ディスプレイとして機能させることもできる。
- 物理的な部材を用いることなく車両の助手席が空席であることを隠せる。また、あたかも同乗者が存在するかのように見せることも可能であり、防犯効果を高めることができる。
- 同乗者のいる、いないを簡易的に切り替えできる。
- 走行環境、運転状態で、タイマなどで仮想同乗者の形成及び解除を自動的にでき、形成態様を変更もできる。
- 仮想同乗者を複数層に形成もできる。
- 車両以外で、自宅等の住居、コンビニやレストランなどの施設において、人間の可視像を形成でき、タイマなどで形成態様を変化でき、防犯等に利用できる。
- 板など物理的な部材を用いることなく、踏切における人や車両の通行を遮断でき、部材を使用した遮断設備に比較し、車両への傷や破損をなくすることができる。
- 面状などにした場合、風通しや音の通りを阻害しにくい。
- 遮断画像の態様を変化できる、停車している先頭車両の情報を表示できる。
- 透過性を有する画像であっても、視界を遮断する画像でもよい複数層の形成してもよい。
- 交差点における車両の通行を効果的に遮断でき、部材を使用した遮断設備に比較し、車両への傷や破損をなくすることができる。
- 面状などにした場合、風通しや音の通りを阻害しにくい。
- 遮断画像の態様を変化できる、停車している先頭車両の情報を表示できる。
- 透過性を有する画像であっても、視界を遮断する画像でもよい。複数層の形成してもよい。
- 駅の改札における人の不正な通行を効果的に遮断でき、遮断設備自体が破損するだけでなく、人に怪我をさせることが防げる。
- 改札を利用する人が周辺に存在するか否かを判断する。人がいない場合は遮断画像を形成しないようにし、電気代などを低減できる。
- 複数の像形成装置を形成してもよい。
その他の実施形態
- ナビゲーション機能で道案内をする際に、案内用の矢印を表す可視像を自車両の前方に形成したり、棚などのような案内物を表す可視像を車両の両側に形成できる。
- コインパーキングなどの車両の駐車スペースを予約した場合に、予約した駐車スペースに車両の可視像を形成し、他車両の駐車を抑制することもできる。
- 有料道路の入口や出口、駐車場の入口や出口、建物の入口や出口、駅のプラットホームに設置された安全用扉に可視像を利用もできる。
- 可視像を視認している人の視認状態を検出し、視認状態に応じて形成態様を変化できる。
- ユーザによって、視認しているか、していないかを分類できる。
- パチンコ等の遊技機を構成する物の少なくとも一部を可視像で形成できる。
- 動物を追い払うために、可視像を形成してもよく、威嚇して被害をなくすることもできる。