道路交通情報配信システム及び車載端末装置

特許第5869410号

 

特許の概要


 現在、高速道路では、事故、渋滞、天候による速度やチェーン規制、通行止めなどの情報が電光掲示板で知らされたり、AMラジオ1620KHzで確認できるが、一般道ではできないのが現状であり、気象庁など公的機関からのインターネットによる情報は、地域や道路など個別具体的事情に対し、必ずしもリアルタイムに対応していない。また、VICS(道路交通情報提供サービスシステム)もあるが、ナビ利用者のすべてに行き渡っているとは言い難い。さらに、いずれも平常時に利用するもので、緊急、災害、天候の急変、これらに伴う道路、交通状況などのリアルタイムな情報をお互いに提供、利用し合うことのできるものではない。
 特許第5869410号は、渋滞状況等、運転の安全上必要となる道路交通情報を、ドライバー間でリアルタイムに提供・利用し合うことができるシステム、さらに、安全に利用できる車載端末装置を提供することを目的とした特許です。


*当社では、本特許の実用化をご検討いただける企業様を募集しております。



特許のポイント
 

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  • 道路交通情報配信システムは、複数のドライバーの一人が現認しインターネット上にアップロードし、運転の安全上必要となる該当エリアの道路交通情報を、他のドライバーに配信するシステムである。
     
  • 地方や山間部、僻地など幹線道路以外の道路交通情報をドライバー間でリアルタイムに共用できるため、緊急事態に素早く身の安全を図り、渋滞の拡大や、2次災害を避けることができる。
     
  • エリアごとにそのエリアに特化した情報を分散して配信するので、サーバの負荷が小さく、該当エリアを走行するドライバーにとっても都合が良い。
     
  • 現認状況を音声でアップロードできるとともに、道路交通情報が音声で案内され、ドライバーにとって安全である。
     
  • センターサーバは、アップロードされた道路交通情報を情報提供テーブルで統括的に管理し、エリアサーバに、該当に係る道路交通情報を抽出して転送でき、配信対象となる必要な情報だけ受けることができ、サーバの負荷が軽減し効率的に配信できる。
     
  • センターサーバは、配信を請求した車載端末装置のIPアドレスと刻々と移動する該当車載端末装置の現在位置とを配信請求テーブルで統括的に管理し、装置の現在位置が属するエリアのエリアサーバに、配信を請求した装置のIPアドレスを通知することで、該当エリアの配信対象の装置のみで把握でき、負荷が軽減できる。
     
  • エリアサーバは、センターサーバから送られた道路交通情報をエリアサーバ側の情報提供テーブルで管理でき、現認したとされる地域、道路、場所等をアップロードした装置の発信位置とが著しくかけ離れたものを配信対象から排除するよう修正でき、信憑性の疑わしい情報を排除して、情報の混乱を未然に防止できる。
     
  • エリアサーバは、センターサーバから通知された配信請求をエリアサーバ側の配信請求テーブルで管理でき、エリアが変更になった旨通知されたとき、修正でき、配信対象である該当エリアに存在する装置のみに配信できる。
     
  • 専用アプリにより、現認した事象を分け入力することで、「どこで」「何が起きたのか」を明確に配信できる。
     
  • 公共機関の端末IDを、登録することにより、機関からの災害情報を含む緊急情報を優先して配信でき、近接に大災害や非常事態が発生している情報を、一般ユーザでは知ることの困難な重大事態をタイムリーに把握でき、速やかに退避して、身の安全を図ることができる。
     
  • 車載端末装置は、ダッシュボード上のクレードルに装着し、音声でサイトに接続でき、同時接続可能なスマートフォン型携帯端末で構成してもよい、ドライバーは運転中の安全な方法で情報をアップロードすることができ、ナビサイトに接続しながら配信を受けることができる。
     
  • 移動体通信網の基地局と接続する通信モジュールを装備したカーナビで構成すれば、カーナビを利用しながら情報の配信を受けることができる。
     
  • 短距離通信手段を有するカーナビと、短距離通信手段を有するスマートフォンとで構成すれば、インターネット接続機能を有しないカーナビでも、情報の配信をうけることができる。

     

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