車両制御装置

特開2016-9251

 

特許の概要

  従来、カメラやミリ波センサ等を用いて物標を検出し、検出した物標と自車両との衝突を回避するために衝突回避処理を実行する走行安全装置が知られています。しかし、従来の技術では、検出した物標の危険度がどの程度であるかを判断することは困難でした。そのため、検出した物標に対して適切に衝突回避処理を実行することが困難でした。
・特開2016-9251は、上記課題を解決できる車両用制御装置を提供することを目的とした特許です。

 

*当社では、本特許の実用化をご検討いただける企業様を募集しております。

 

 

特許のポイント

 

  • 車両用制御装置は、車両の周囲に存在する、少なくとも一部が人である物標を検出する物標検出ユニットと、人の視線方向を推定する視線方向推定ユニットと、物標との衝突を回避するための衝突回避処理を実行する衝突回避処理実行ユニットとを備えることを特徴とする。
     
  • 検出した物標に一部である人の視線方向を検出し、その視線方向に応じて衝突回避処理を実行する。そのため、検出した物標の危険度に応じて、衝突回避処理を適切に実行することができる。

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車両用制御装置の構成

  • 機能的に、情報取得部、演算部、衝突回避処理実行部、記憶部を備える。
     
  • 情報取得部は、前方、後方、左方、右方にカメラを装備し、画像データを取得し、記憶部に記録する。さらに、4方向に取り付けられたミリ波センサで周囲に存在する物標の検出を取得し、同じく記憶部に記録する。さらに、GPSから位置情報を取得する。
     
  • 演算部は、第一通信ユニットを用いて、自車両の外部に存在するクラウドコンピュータと、インターネット回線等を介して通信できる。また、第二通信ユニットを用いて、他車両と無線通信を行うことができる。また、情報取得部が取得した各種情報、第一ユニットで取得した情報、第二ユニットで取得した情報に基づき衝突回避処理を実行できる。
     
  • 衝突回避処理実行部は、演算部の演算結果に応じ、ブレーキユニット、操舵ユニット、前照灯ユニット、クラクションユニット、アクセルユニット、スピーカ、及びディスプレイを用いて、自車両と物標との衝突を回避するための衝突回避処理を実行できる。

carctl2002.png


車両用制御装置が奏する効果
 

  • 検出した物標の危険度を算出し、その危険度に応じて衝突回避処理を適切に実行できる。そのため、安全性が向上。危険度が閾値より低い場合は衝突回避処理を実行する必要がなく、不必要な実行を抑制できる。
     
  • 少なくとも一部が人である物標における人の視線方向に基づき、物標の危険度を算出する、すなわち、物標から自車両に向う方向に対する、人の視線方向の角度が大きいほど物標の危険度が大きくする、そのため、物標の危険度を適切に算出できる。
     
  • 人の顔の向きに基づき、その人の視線方向を推定する、そのため、人の視線方向を容易に推定することができる。
     
  • 物標の一部である人の視線方向及び年齢、物標の位置、及び物標の速度に基づき、総合的に物標の危険度を算出物標の危険度を適切に算出できる。
     
  • 車両の危険運転や歩行者の危険行動に結びつきやすい挙動を予め学習しておき、物標の挙動が危険パターンに該当する場合、物標の危険度を補正して増加させる。物標の危険度を一層適切に算出できる。
     
  • クラウドコンピュータに記憶されたビッグデータから、車両の危険運転に結びつきやすい車種やナンバープレートを取得し、車種やナンバープレートが該当する場合、危険度を補正し増加させる、危険度を一層適切に算出できる。
     
  • 他車両に対し、他車両が自車両を検出しているかを問い合わせることができる。他車両からの回答により。検出しているかを判断し、検出していない場合、衝突回避処理を実行する、その為、安全性が向上する。

     

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